『風の中のマリア』もいよいよ話も終盤ここまで読み終えて、なるほどオオスズメバチってこんな生態だったんだと
知識が増えているのがわかった。百田尚樹さんにはシートン動物記ならぬ百たん動物記みたいなやつを書いてもらうとよくわかるかもしれない。
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旅立ち
数日が過ぎオスバチたち巣立ちの時を迎えた。
『姉さんたち、それでは行ってきます』
弟たちはそう言って希望に燃えた目で次々と飛び立っていった。引用元『風の中のマリア』P274より
フローヴァルトは肢を引きずりながらよろよろと新女王バチの元に向かった。
立ち上がったマリアは、今、追いかければフローヴァルトを仕留められると思ったが、彼を負うことはしなかった。引用元『風の中のマリア』P289より