熊本地震後の1か月を振り返って思ったこと。

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皆さま支援ありがとうございます。

自衛隊や警察機動隊、病院関係、消防、水道局、その他のボランティアの方々が
すぐに各県から対応いただき本当に心強く頼もしく思いました。
救援物資などの輸送でコンビニエンスなどの流通も非常に助かりました。
たくさんの方々のご支援ありがとうございます。

本震がきて2週間は本当に非常事態を感じました。
今もなお、元の生活には戻れておりません
まだまだ、住むところがない方や水が来ないところ
家がつぶれたままのところがありますので
引き続き支援のほどよろしくお願いします。
日本では、震災を乗り越えてきた先輩たちがいるので
先輩たちと同じように前を向いて進んでいきたいと思います。
前震から一か月間を振り返りたいと思います。

4月14日9時26分熊本地震前震発生

家の被害は、食器棚の皿が割れたこと。
90㎝水槽の水が半分無くなったこと。
机の本が落ちたこと。
会社の被害は
固定していない棚が倒れ資料が散乱。
上の階につれ装置の破損があった。
家も会社も15日の日に何とか立て直したが
部品が次の日に来るのでとりあえずそのままに
余震があったので、子供たちだけにするのが不安なため
被害のほとんどなかった20キロ離れた実家に預けた。

4月16日1時26分熊本地震本震発生

これ以上、大きな地震が来ないとなめていました。
本震までに何度か地震を味わったので
震度5ぐらいならと大丈夫と思っていました。

熊本地震、震度7、6強の揺れとは

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(写真は前震まで寝ていたところ。)

体感的には、はじめの地震より(震度6弱)も4倍以上の強さと長さをかんじた。
とにかく世の中のきしむ音が1分間ぐらい続く。
鉄筋コンクリートの建物が、左右に大きく揺さぶられます。
徐々に大きく激しくなり激しくなってから
揺さぶられすぎて途中から記憶がありません。(笑)
その揺れは、やばいの一言で片づけられる。
夜中にあったのでその後の夜は間違いなく怖いです。
家も、会社も全壊にはなりませんでしたがめちゃくちゃでした。

地震がおさまって逃げるときに注意したこと。

特に大きな地震を味わってしまったら
その瞬間は間違いなく動くことはできない。
火事が一番怖かったので、家を出るときは燃えないことを祈った。
周りがガス臭かったので、前震の時に逃げた住宅内の避難所ではなく
周りを火で囲まれるといけないので
周りに家のないグラウンドに逃げた。

津波が来るのと来ないのでは大違い

自分の住んでいるところは震源地に近いところでしたが、
間違いなく津波は来ないので
逃げるポイントは簡単だった、
津波の来る可能性のあるところは
日ごろから高いところまで行く位置と方法を考ていてほしい。

避難所指定でないところに逃げると消防団などがいない。
地震はいつ来るかわからないので、来てからどのような行動をとるかが大切です。
1回目の地震より2回目のほうがみんな自動車を動かす人が多かった。
(自分の場合は、渋滞に巻き込まれるといけないので走って逃げることを選択した。)
実際、道路にブロック塀や瓦が散乱し、
道路もおかしくなっていたので選択は間違ってないと思う。

自然は絶対なめてはいけない

緊急地震速報メールはかなり正確

緊急地震速報は海溝型の地震に適した方法で
直下型の地震ではストレスと恐怖にしかならない。
今は、全然緊急地震速報はならないがあの時はかなりの回数なったので
本当に大きな地震が立て続けに来ていたのだと今は感じる。
緊急地震速報はかなり正確なのは確かなので
次なった時のことがみんな不安がっていいる。
その後たくさんの余震にあったが
室内で大きな地震にあうのと車あうのでは
車のほうが安心できたのは事実。
だから、車泊が多いのは理解できる。

緊急事態では電話もメールも使えないが唯一使えたもの

LINEは使える。非常事態に電話は使えなかったが
LINEで連絡を取ることができ子供たちと連絡がつくことができた。

LINEで拡散お願いします。みたいなメールが若い子を中心に飛んできたが
情報に振り回されないようしないといけない。

非常に残念だったこと

不安をあおる情報がよく飛んできたが
だいたい、被害が少ないところからくることが多い。

空き巣、人さらい、レイプなどの犯罪情報が蔓延した。
フェイスブックなどで被災地の心情を逆なですることをする人たちが現れた。
ただ、その情報を見る人たちも被害がない人たちの可能性が高い。

他県のナンバーを見ると犯罪者に見えた時がある。
実際、絶対通るはずのないところで他県ナンバーをみかけた。

物資供給、配給など

物資などは避難所に行かないと貰えない。
救援物資などの情報はほとんど入らない。
大きな機関にいる人(病院や県、市役所職員)が近くにいないと情報が入らない。
どこを見るかを、きちんと決めておかないとわからない。
自宅付近で車泊をしていると、避難所から離れているので物資が行き届かない。
あとから行くと人が多いので行きにくかった。
時間がたち、避難所から人が減り
どんどん、取り残されていく感が出てくる。

もし、熊本地震が夜発生ではなかったら

熊本地震は2回とも夜発生しました。
これが、昼間や食事時、もしくは休日であったらと思うと
パニックが間違えなくあっていたでしょうし
火事もかなり発生していたと思います。
被害はもっと大きかったと思います。

建物の被害

新築の家の被害は少ないが、地盤の弱いところは
新築の家でも被害があった。
地盤調査は地震対策では必須かもしれないと思った。

下が駐車場になっている
ショッピングモールなどはかなり脆く
エスカレーターは非常に危険ということは
今回の地震で感じたことです。

いまだ1400回を超える余震が続いておりますが
1日も早い復興に向け県民一丸になって頑張っていきます。
ただ、もう一回来たら本当に心が折れますね。

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