朝日新聞がボコボコに叩かれているのは何故?


最近、朝日新聞を読んでいると、
矛盾したことに 新聞の下面にある雑誌広告の欄に、
朝日新聞に関する批判記事を
たくさん目にするようになった。

なぜ、このようなことが始まったのだろうか?
ネット社会に危機感を持っている
各新聞社、出版社がこぞって
朝日叩きをしている ようにも受け取れるが、
まずは事の発端を探してみようとする。

まずはここ最近の朝日に関するニュースから  

引用文

ジャーナリストの池上彰氏が朝日新聞で連載しているコラムで、 慰安婦報道を巡る朝日の検証記事を取り上げようとしたところ、 掲載を拒否されていたことがわかった。 池上さんは「信頼関係が崩れた」として、 連載の打ち切りを申し入れた。池上さんが読売新聞の取材に明らかにした。

出典 池上彰氏、朝日の連載「中止」…掲載拒否され(YOMIURI ONLINE)

この記事を見ると、朝日新聞が従軍慰安婦問題に関して何かをしたのだろう。
ちなみに朝日新聞とグーグルで検索してみると
今のところ出てくるのが 
朝日新聞慰安婦 朝日新聞従軍慰安婦 朝日新聞捏造 朝日新聞池上の
四つのキーワードである。

そこで朝日新聞はこのようなページをつくって
疑問に答えている。

引用文

慰安婦問題どう伝えたか 読者の疑問に答えます

朝日新聞の慰安婦報道に寄せられた様々な疑問の声に答えるために、私たちはこれまでの報道を点検しました。その結果を読者の皆様に報告します。(慰安婦問題取材班)=文中の肩書は当時、記者の年齢は現在。記事は断りのないものは東京本社版

出典 朝日新聞DIGITAL

なるほど、8月5日6日に
朝日新聞は従軍慰安婦問題の特集をしたわけだ。
吉田清治氏(故人)の証言で、
証言内容を疑う指摘が92年にあった。

その後朝日新聞は、
97年に『真偽は確認できない』との記事を掲載した。

そして、今年2014年8月に
証言は虚偽との判断で記事を取り消した。

そこでこのような朝日叩きが始まったのだ。

それにしても、虚偽の判断で
記事を取り消した新聞社が
そのあとで
何故、池上彰氏の朝日新聞で連載されているコラム
『新聞ななめ読み』を掲載拒否したのだろうか?

池上彰氏の新聞ななめ読みを、掲載拒否した朝日新聞は傷口を広げた

本来なら何もためらわずに
掲載すれば新聞社として、
潔く、日本人としての心、
懐の大きさをあらわせたのに
躊躇してしまったのだろう。

これは、やはり大企業体質というかなんというか

上司が悪い。
また、マスコミとして報道者としてどうすれば
一番報道の過熱を防ぐことができるのかを
身をもってやろうとしたのであろう。

しかし、相手が悪かった池上彰氏だったのだから。
結局9月4日の朝日新聞に掲載されたのである。
本当に後味が悪い。

誰しも、仕事で経験があるだろう
やれない理由、できない理由を散々言って自分を守り
結局やる羽目になって
こんなことならはじめから
はい頑張りますといえば良かった。

まさにそんな典型的なやりとりではないだろうか
一個人ならともかく社会の大きな会社ならば
何が大切かはとっくにわかっているはずだと思うのに・・・。

池上さんは新聞ななめ読みの中でこういっています。

引用文
朝日新聞の記事が間違っていたからといって、
『慰安婦』と呼ばれた女性たちがいたことは事実です。
これを今後も報道することは大事なことです。
でも、新聞記者は、事実の前で謙虚になるべきです。
過ちは潔く認め、謝罪する。
これは国と国との関係であっても、
新聞記者のモラルとしても、
同じことではないでしょうか。

なんでこれを掲載できなかったのか?

そのご記事の締めくくりとして
朝日新聞社が池上さんと読者に向けた事と
池上さんのコメントが次のように
掲載されていた。

池上さんと読者の皆さまへ

今回のコラムは当初、朝日新聞社として
掲載を見合わせましたが、
その後の社内での検討や
池上さんとのやり取りの結果、
掲載することが適切だと判断しました。
池上さんや読者の皆様に
ご迷惑おかけしましたことを
お詫び申します。

池上さんのコメント

私はいま、
『過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ』
という言葉を思い出しています。
今回の掲載見合わせについて、
朝日新聞社が判断の誤りを認め、
改めて掲載したいとの申し入れを受け入れました。
過ちを認め、謝罪する。
コラムで私が主張したことを、
今回に関しては朝日新聞が実行されたと考え、
掲載を認めることにしました。

まとめ

朝日新聞がボコボコに叩かれているのは

慰安婦問題の済州島で連行の記事が虚偽だった。

約30年も前に疑問を抱いていたのに検証を怠った

池上さんの慰安婦問題の記事をなくそうとした。

学んだマインドや言葉

『過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ』

過ちに気づいたら
体裁や対面などにとらわれずただちに改めるべき。

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